月曜日の朝にダブルパンチをくらったあたし。
そう。もとはと言えば、こんなギリギリになるまで会話試験することを教えなかった学校が悪いんだ。ほかの試験のことは1ヶ月も前から言われてたのに。でもね、そんな不満を持つことは、この1年の間に慣れてしまった。スケジュールが突然変わるのも、なかなか決まらないのも日常茶飯事。あぁだこぉだと不満を言うのは外国人だけ。だからね、急に言われたことに対するもやもやはそんなになかったんだ。
会話の試験の時間があるって聞いて、じゃあその時間にしましょうってことになって。水曜日と木曜日の10時半から12時までの1時間半。計3時間。その時間で約160人を1人ずつ試験するのはあたし1人では無理がある。だからしょうがない。みんなで試験をしましょうってことになった。
高校2年を受け持っているのは、あたしを入れて4人。あたし以外はみんな中国人。4人同時進行でやるとなると、試験の内容はもちろん、採点基準をしっかり作らないと成績に不公平が出てしまう。そんなことは教師じゃなくたってわかるはず。でもね、一応言ってみたんだ。だって、もう試験の内容は決まったようなものだし、これで試験ができるぞって顔してたから。
「みんなでやるとなると、ちゃんと採点基準作らないとだめですよ。」
「そうですね。決めましょう!」
「はい。」
「・・・。」
ん?何?これはもしかして気を利かせて「あたしが作りますよ」って言わなきゃいけないの??
ううん、わかってる。これはね、わざわざやってくださいなんて言わなくてもやってくれるからいいやって思ってるわけじゃないんだよね。わかってるよ。
ただそこまで深く考えてないだけ、困ったら困ったときに考えればいいって目先のことしか見えてないの、ちゃんとわかってるよ。
今回はちょっと耐えられなかったんだ。だから、もやもや。
それはその先生1人がそうなんじゃなくて、そういう文化だってこと。この1年でわかったはずだったんだけど、やっぱりイライラしたのよ。
「誰が誰を試験しますか?」
「みんな自分のクラスをすればいいじゃないですか?」
「わたしは自分のクラスないんですけど・・・」
「ああ、そうですね。じゃ、相談して決めましょう。」
「はい。」
「・・・。」
試験は明後日なのに、今決めないでいつ決めるんですか?あたしが言わないとできませんか?
ほったらかしにしてたら、中国人の先生3人で相談して決めてくれたけどね。
「採点基準は・・・今日わたしが作って明日持ってきます。それでいいですか?」
そんなこんなでもやもやもやもや。あのBLOGを書いた日、あたしは会話のテスト作りをしていたのです。次の日資料を持っていったら、
「今日はこの会話試験の資料のために学校に来たんですよね。お疲れ様です」と言われた。そう思うならひとこと、
「作ってください」と言ってくれれば、それでもやもやしなくて済んだのに。ともあれ、お疲れ様の一言に、「しょうがないなぁ」で許してしまいました。
おしまい。
P.S. あのBLOGを書いたあと彼に慰めてもらいました♡ そうだ!
最後に書いたのは間違いだ。「しょうがない」と思えたのは彼のおかげ♡